
欧米のBL小説を読んだことは、ありますか?
近年、「魔道祖師」などの中華BLや、タイのBLドラマが人気なので、海外作品は身近かもしれません
けれど、欧米BL小説を読む機会は、少ないのではないでしょうか?
現在、欧米BL小説は、主に新書館のモノクローム・ロマンス文庫というレーベルで発売されています
今回は、モノクローム・ロマンス文庫の中で、最初の1冊として読んでほしい本をご紹介します
ライラ・ペース作「ロイヤル・シークレット」です
イギリス王子の秘密の恋を描いたロマンチックな作品です
欧米BL小説が初めての方に、おすすめの作品です
ライラ・ペースとは

- 著者:Lilah Pace(ライラ・ペース)
- 作品の著者紹介欄には、「アメリカ南部在住」と記載があります
- 他の名義でも作品を発表し、ニューヨークタイムズ紙のベストセラーにもなっています
ライラ・ペースの著作について

2023/12現在、翻訳されているのは、この作品と続編の計2作です
これら2作以外では、アダルト指定の作品が英語版であるようです
他にも、German Editionの別タイトル作品が2作あるようですが、ドイツ語よくわからなかったです(涙)
アダルト指定の作品が、モノクローム・ロマンス文庫で翻訳されることは・・・ないでしょうね^^;
とりあえずGerman Editionのものが、読んでみたいです(もちろん、日本語で)
新書館さん、よろしくお願いします
「ロイヤル・シークレット」とは
(2019年11月9日:新書館)
「ロイヤル・シークレット」あらすじ

イギリスの次期国王のジェイムス
ニュース配信社で働く記者ベンジャミンと、ケニアのホテルで出会います
お互いの立場を理解しながらも惹かれ、苦しみながら育んでいく秘密の恋の物語
「ロイヤル・シークレット」感想

ジェイムスが、立場的にゲイと言えずに苦しんでいる姿が、痛々しくて可哀想でした
でも、まあ、普通、公にはできないですよね
だって、イギリスの次期国王なわけだし
ただ、だからこそ周囲の温かさが救いでした
特に妹のインディゴや、恋人役のカサンドラが、優しくて理解があって、とても素敵でした
2人が登場すると、読んでいてホッとしました
そこにベンジャミンという記者が現れて、ジェイムスが激しく葛藤するのですが、
ジェイムスが、自分を諦めずに必死にもがいている姿が、勇敢で格好良かったです
終始、ジェイムスを応援しながら読む物語でした
「ロイヤル・シークレット」yoco先生のイラストが美しい

表紙のイラストが、とにかく美しいです
それに、2人の関係性が、たった1枚からすごく伝わってきます
大雨の中、聡明な2人が静かに対峙している場面なんですが
目線は、チェス盤に向いているけど、足が密かに絡んでいます
それに、2人とも、体が前のめり気味で、気持ちはお互いを強く意識している
2人の言葉にしない思いが溢れる、とても美しくて雄弁な表紙絵だと思いました
続編「ロイヤル・フェイバリット」
(2020年12月15日 新書館 モノクローム・ロマンス文庫)
海外ものを初めて読む方や翻訳ものが苦手な方におすすめ
- イギリス王室の王子と、記者の物語です
- 設定もストーリーも、わかりやすく、初めて読む欧米BLとして、おすすめです
- 翻訳も違和感なく読めるので、翻訳ものが苦手な方でも読みやすいと思います
- yoco先生のイラストがお好きな方にもおすすめです