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【2024年】一穂ミチ おすすめBL作品3シリーズ

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一般小説でも有名になった一穂先生のBL作品を読んでみたいけど、どれを読んでいいかわからない

そういう方に、おすすめの3シリーズを考えてみました

シリーズといっても、それぞれ数冊~10冊程度です

どのシリーズも、最初の1冊で、いったん話は完結しているので、手に取って見やすいと思います

みなさんの大切な1冊を見つける参考にしてもらえれば嬉しいです

一穂ミチのおすすめ3シリーズ

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一穂先生の作品は、どれも世界観がしっかりしていて、登場人物が「生きている」と思います

特に社会人が主人公の作品は、みんなちゃんと仕事していて、日常をきちんと生きている

それがいいなと思います

がんばって仕事して、他人と関わって、時に傷つくこともあるけど、前を向いて生きていく

そういう姿に、励まされるし、勇気をもらえます

以下に、特におすすめのシリーズを3つあげてみました

  • 「イエスかノーか半分か」
  • 「is in you」(新聞社シリーズ)
  • 「ふったらどしゃぶり」

タイトル書いてるだけで、どれも名作だなあと、感慨にふけってしまいます

どの作品も、もっとたくさんの人たちに読んでほしい

BLファンしか読まないのは、ホントにもったいない!と思います

1作品ずつ見ていきますね

ツンデレなアナウンサーが主役「イエスかノーか半分か」シリーズ

人気若手アナウンサーの国江田計(くにえだ けい)と、アニメーション作家の都築潮(つづき うしお)の物語

計の外面の良さと、オフの力の抜けっぷり具合が、ギャップが激しくて面白いです

また、その計を、スルッと包み込む潮の包容力が、とても自然で温かくていいなと思います

お話は、コミカルで軽めなんですが、芯の強い2人の真っすぐさが幹になって、作品としても太さを感じます

NEXT編集部編「このBLがやばい!2016年度版」小説部門第1位の作品です

「イエスかノーか半分か」としては3冊、番外篇が3冊、総集編的に色々なエピソードを集めた「OFF AIR」が4冊出ています

新聞記者たちの恋愛模様「is in you」ほか、新聞社シリーズ

高校生時代に気まずい別れをした一束(いつか)と、2年先輩の圭輔(けいすけ)が大人になって再会する物語

香港で育った一束が、日本の高校に、なじめないのが、切なかったです

でも、その分、大人になって香港でがんばる一束が、とても格好良かった

一方で、圭輔も、記者として精力的に動き回っていて、仕事のできる大人の男になっていて素敵でした

ただ、いい大人になった2人が、高校時代からの思いを引きずって、中身は変わらなくて

そういう不器用な2人が、とても愛しくなる作品でした

あと、一束の同僚の美蘭(メイラン)も、よい味出してました

ちなみに、シリーズの他作品は3冊+番外編が「ペーパーバック」という作品名で2冊あります

他作品は、同じ新聞社で働く別の記者さんが主役です

なので、まとめて「新聞社シリーズ」と言われています

それぞれ単品でも完成度が高く、話自体につながりはないので、どれから読んでも楽しめると思います

孤独な2人の心が愛されたいと叫んでいる「ふったらどしゃぶり」

恋人との関係に悩む一顕(かずあき)と、整(せい)が、主役です

一顕は、女性の同棲相手がいて、いわゆる「ノンケ(異性愛者)」です

一方、整は、親友と同居中

同じ会社の違う部署で働く同僚で、お互いと気づかずにメールを始め、絆が深まっていきます

「男だから」「女だから」とか関係なく、「この人だから」好きになるという必然性を感じる作品です

シリーズは、他に「ナイトガーデン」「メロウレイン」と、今のところ2作あります

「ナイトガーデン」は、整さんの親友の和章さんのお話、「メロウレイン」は、短編集です

このシリーズは、特に表紙含めた本の装丁が美しいので、可能なら紙媒体で読んでほしい作品群です

まとめ

一穂ミチ先生のBL作品の中から、おすすめのシリーズ3作品を、考えてみました

特別な1冊を探す参考になったら嬉しいです