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一般小説を発表しているBL小説家おすすめ5人

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みなさんが読まれるのは、BLオンリーでしょうか?

それとも、BL以外も読まれますか

BL以外も読まれるのであれば、BL作家さんが書いた一般小説は、いかがでしょうか?

ネットの書評をみると、BL出身作家の一般小説って、評価が低いことが多いなと感じます

でも、個人的には、面白い作品が多いと思っていますし、

何度も読み返しているものが、何冊もあります

なので、BL作家の一般小説が、もっと高く評価されたらいいのに!って、ずっと思っています

というわけで、今回は、

一般小説も発表されているBL作家5名と、各先生の主な作品を、まとめてみました

  • 一般文芸作品を、公式に発表されているBL作家の先生を対象にしました
  • どちらのジャンルの小説とも、ここ10年以内に出版された先生で考えました

あらためてリストにすると、BL作家として、ベテランかつ実力派の先生方ばかりですね

先生方のお名前で、ある程度の売り上げが見込めるっていう、出版社側の狙いもありそうです

各先生のBL作品と一般作品を、比較してみるのも、面白そうですね

では、お一人ずつ、見ていきます

(注:後日、追加記事を書きました)

おすすめ1人目:凪良ゆう先生

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まず1人目は、凪良ゆう(なぎら ゆう)先生

本屋大賞を2回受賞され、2024年現在、最も有名なBL作家のお1人です

BLデビューが2006年、一般小説デビューが2017年です

  • 商業誌デビュー:2006年「恋するエゴイスト」(「小説花丸」掲載)
  • 一般小説デビュー:2017年「神さまのビオトープ」
  • 一般小説:2019年「流浪の月」(第17回本屋大賞)
  • 一般小説:2022年「汝、星のごとく」(第20回本屋大賞)

一般文芸作品「汝、星のごとく」

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2022年8月に発売され、第168回直木賞候補作になるなど、大きな話題となった作品です

本作は、瀬戸内海の閉鎖的な島に生きる高校生の暁海(あきみ)と、櫂(かい)の物語です

キャッチコピーは、「正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく」

男女の恋愛がメインですが、同時に家族のあり方や倫理などを、幅広く問いかける作品です

装丁が美しいので、できれば、本屋さんで、実際に手に取ってもらいたい1冊です

2023年11月に

続編「星を編む」が発売されました

こちらも、とても素敵な作品

2024年本屋大賞にノミネートされました

BL作品「美しい彼」シリーズ

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凪良先生のBL作品で、2023年におすすめを1つ選ぶとすれば、このシリーズかと思います

あらすじは、高校生の平良(ひら)くんは、無口で友達もおらず、クラス内の序列も最底辺

そんな平良くんが、人気者の清居(きよい)くんに、一目ぼれして・・・という物語です

これまでのところ、続編が2冊、番外編が1冊発売されています

本作は、2021年に、毎日放送で放映されたドラマが、大きな話題を集めました

さらに、2023年には、映画も公開されました

その他、漫画化もされていますし、ドラマCDもあります

お手に取りやすいものから、作品の世界に入ってみては、いかがでしょうか?

おすすめ2人目:一穂ミチ先生

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2人目は、一穂ミチ先生

一穂先生は、元々、BLデビュー作から高い評価を受けていた作家さんです

デビュー後も、コンスタントに佳作を発表し、BL業界では、実績も人気もある有名な先生です

近年話題になったBL作品は、2014年に第1作目が発表された「イエスかノーか半分か」シリーズです

1作目から、高い人気を博し、2020年にはアニメ化もされました

そんな一穂先生が、一般文芸でデビューされたのは、2021年です

一般文芸デビュー作「スモールワールズ」も、本屋大賞にノミネートされるなど高く評価されました

BL作家としても、一般文芸作家としても、人気と実力を兼ね備えた先生です

  • BL商業誌デビュー:2007年「雪よ林檎の香のごとく」
  • 一般文芸作品デビュー:2021年「スモールワールズ」(第19回本屋大賞3位、第43回吉川英治文学新人賞)
  • 一般小説:2022年「光のとこにいてね」(第20回本屋大賞3位)

一般文芸作品「光のとこにいてね」

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2022年に出版された本作は、第168回直木賞候補になり、話題を集めました

本作は、2人の女の子が主人公です

1人は、裕福な家庭で育った小瀧結珠(こたき ゆず)ちゃん

もう1人は、シングルマザーの母と、団地に暮らす校倉果遠(あぜくら かのん)ちゃん

2人の出会いと別れを、小学校2年生から四半世紀にわたって描いた物語です

BL作品「イエスかノーか半分か」シリーズ

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一穂先生のBL代表シリーズは、やはりコレかなと思います

アナウンサーの国江田計(くにえだ けい)さんと、

アニメーション作家の都築潮(つづき うしお)さんの物語です

2020年には、アニメ映画化もされました

竹美家らら先生のイラストが、淡く優しく、かわいらしいです

「イエスかノーか半分か1~3」、番外篇3冊、エピソード集「OFF AIR」4冊が出ています

おすすめ3人目:榎田尤利先生

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おすすめの3人目の先生は、榎田尤利(えだ ゆうり)先生です

榎田先生も、BL界では知らない人はいないくらいの大御所の先生です

BLデビュー作「夏の塩」が、あまりに完成されていて、「伝説的作品」と言われたりします

デビュー後も、コンスタントに作品を発表しつづけ、長い間ずっと楽しませて下さっています

多作で、100冊を超える作品があります

また、取り上げるジャンルも幅広く、単作もシリーズものもあります

BL以外では、2007年からライトノベルで、執筆を開始されました

神官ものや、歌舞伎ものなどの作品を、楽しむことができます

2018年になって、一般文芸の枠でも、作品を発表されています

  • BL小説デビュー作:2000年7月「夏の塩」(クリスタル文庫)
  • BL執筆は、基本的に「榎田尤利」名義
  • 他に「榎田ユウリ」名義があり、作品によって使い分けられている
  • 非BL初作品:2007年「宮廷神官物語 選ばれし瞳の少年」(角川ビーンズ文庫、ライトノベル、榎田ユウリ名義)
  • 一般文芸作品:2018年「この春、とうに死んでるあなたを探して」(筑摩書房)

一般小説「妖琦庵夜話」シリーズ

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妖琦庵夜話(ようきあんやわ)と読みます

2023年7月に最終第10巻が発売され、長きにわたって紡がれてきた物語が完結しました

角川書店から第1巻が発売されたのが、2009年ですから、実に20年以上かけて描かれた物語です

お話の舞台は、妖怪のDNAを持つ人間「妖人」が存在する世界

その世界の茶道家であり、妖人でもある洗足伊織(せんぞく いおり)さんが、主人公です

伊織さんが、妖人の事件を扱う刑事達と関わり、やがて事件にも巻き込まれていきます

イラストを、BL漫画の金字塔「同級生」の作者である中村明日美子先生が担当されています

明日美子先生の繊細な描写が、榎田先生の独特の世界観を、美しく妖しく表現していて素敵です

BL作品「永遠の昨日」

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榎田先生のBL小説は、本当にたくさんあり、どれも面白くて1冊に絞りきれないのですが

2022年にMBSでテレビドラマ化された本作も、ぜひ読んでいただきたい、おすすめの作品です

明るくクラスで人気者の山田浩一(やまだ こういち)くんと、

人付き合いが苦手な青海満(おうみ みつる)くんは、高校の同級生

2人は惹かれ合っていましたが、ある日、浩一くんが交通事故に遭ってしまい・・・というお話

元々、2002年2月にBLのレーベルであるCROSS NOVELS(笠倉出版社)で出版された作品です

加筆修正されたものが、2022年3月23日に角川文庫にて出版されました

一般文庫に収録されているBL作品です

おすすめ4人目:英田サキ先生

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おすすめ作家4人目は、英田サキ(アイダ サキ)先生です

BL作品の「Deadlock」シリーズが、特に人気の先生です

ジャンルとしては、警察、刑務所、裏社会を題材にした作品で有名です

イケメンたちが、命がけで職務を遂行し、大切なもののために尽くす姿をカッコよく描いておられます

  • BL小説デビュー作:2004年「NGだらけの恋なんて」(プランタン出版)
  • 一般小説は、「アイダサキ」名義で発表
  • アイダサキデビュー作:2013年6月「永弦寺へようこそ 幽霊探偵久良知漱」(講談社X文庫)

一般小説「サイメシスの迷宮」

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元々BLで、警察や裏社会を題材にした作品を書かれていた英田先生

非BL作品でも、警察を舞台にしたサスペンスを発表されています

それが、「サイメシスの迷宮」シリーズです

まず本作は、バディもので、1人が超記憶症候群という特別な記憶力をもってます

超記憶症候群とは、見たもの、周りで起こったこと、それら全てを覚えている力のことです

警視庁捜査支援分析センターに配属された神尾文孝さんが

上司で、超記憶症候群の羽吹允をコンビを組むことになり、

2人で捜査にあたっていくという物語です

2023年12月現在、3巻まで発売されています

BL作品「Deadlock」シリーズ

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BL小説ファンにとっては、英田サキ先生=Deadlock、でしょう!

シリーズ始まりの舞台は、アメリカの刑務所

主役は、同僚を殺した罪で収監された麻薬捜査官のユウトさんです

刑務所内に潜むテロリストを見つけ出せば、刑務所から出られるユウトさん

同房になったディックや、他の囚人達を探るうち、彼の身に危険が・・・というお話です

高階佑先生のイラストが、とにかく格好よくて、スマートです

Deadlockとしては3冊で終わっていますが、番外編や外伝、Season2という形で続いています

おすすめ5人目:木原音瀬先生

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おすすめ最後の5人目が、木原音瀬(このはら なりせ)先生です

木原先生も、BL業界で人気と実力を兼ね備えたベテラン作家のお一人です

BL商業誌デビューが1995年ということなので、この業界で、もう25年以上活躍されています

木原先生が他の先生と少し違うのは、一般の講談社文庫にBL作品が収録されていることです

元々2006年BLレーベルで出版された「箱の中」が、2012年講談社文庫で再書籍化されました

その他のBL作品「美しいこと」や「秘密」も、同様に講談社文庫で再出版されています

木原先生の一般文庫の作品は、BL作品か否か、事前に確認することをお勧めします

  • BL商業誌デビュー:1995年「眠る兎」
  • BL作品「箱の中」は、雑誌『ダ・ヴィンチ』で「BL界の芥川賞」と評価されました
  • BL作品「美しいこと」「秘密」「箱の中」は、後年、講談社文庫にも収録されました
  • 一般文芸単行本1作目:2017年「ラブセメタリー」(集英社)

一般小説「捜し物屋まやま」シリーズ

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過去のBL作品が、「BL界の芥川賞」と称えられたことがある木原先生

えぐい話や痛い話も多く、一般小説「ラブセメタリー」なども、読む人を選ぶ感じがします

そういうものは、オススメには、持ってきにくいので、ここは「捜し物屋まやま」シリーズで

このお話は、個性的な4人の男たちが、事件や捜し物を解決していく物語です

始まりは、天涯孤独の三井さんの家が全焼し、”捜し物屋”の間山和樹さんに助けられるところから

メインキャラクターは、三井さん、和樹さん、和樹さんの弟の白雄さん、弁護士の徳広さんの4人

彼らが、様々な事件を解決していきます

設定は、一般よりもライトノベル寄りです

しかし、木原先生らしく、人間の闇や悪も描かれており、仄暗さや奥深さもしっかりあります

完結済で、全3巻です

BL作品「Borderline」

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木原先生のおすすめBL作品を1冊選ぶのは、正直とっても難しいなと思います

良い作品は、多いんですけど、痛かったり、怖かったり、読む体力が必要な作品が多くて

ハマる人はハマるけど、ムリな人は、とことんムリな作品も、割とあるという。。。

なので今回は、そんなに痛くもなく、読後辛くもない、比較的万人寄り(木原先生比!)の本作を

メインの2人は、兵役で従軍した大学講師のガレと、職業軍人のジャックです

密かに惹かれていたジャックに、ガレが突然呼び出されたことから、物語が始まっていきます

架空の国の戦争、特殊な身体など、いわゆるファンタジーです

木原ワールド、よかったら、お試しください

まとめ

一般文芸でも作品を発表されているBL作家の中から、おすすめの5名の先生を考えてみました

気になった先生、気になった作品があれば、ぜひ一度読んでみてください

お気に入りの1冊を見つける参考にしていただければ嬉しいです