BL小説を読んだことがなくても、凪良ゆう先生のお名前を御存知の方は、多いのではないでしょうか?
「流浪の月」と「汝、星のごとく」で、2回本屋大賞を受賞された先生
今は、BL小説家というより、超有名な一般文芸作家さんという感じですね
でも、先生のBL小説、なかったことになるのはもったいない!
ステキな作品がたくさんあります
なので、今回は、現在入手可能な先生のおすすめ作品を、タイプ別に分類してみました
先生のBL作品を読んだことがない方は、ぜひ1作でもお試しください
みなさんのお気に入りの1作を、見つける参考にしてもらえると嬉しいです
凪良ゆう先生とは
< 凪良ゆう先生の一般情報 >
滋賀県出身、京都在住の作家さんです
2006年BL小説家としてデビュー、2017年からは一般文芸でも作品を発表されている先生です
< 凪良ゆう先生のBL小説作品 >
2007年の第1作目発売以降、これまで40以上の作品を出版されています
凪良ゆう先生のBL小説作品リストは、Wikipediaにあります
これらの中で、何作かは、単行本でも電子書籍でも絶版となっていて現在入手困難です
名作として評価の高い作品が、いくつも絶版になっていて哀しいですが (>_<)
入手可能な作品にも、面白い作品はいっぱいあります
今回、そうした今でも読むことができる作品たちを、おすすめタイプ別にまとめてみました
シリーズものを読みたい気分なら
長く世界観を味わいたいなら、シリーズものがいいですよね
ただ、凪良先生は、1冊完結型の作品が多いので、シリーズものは少ないです
「セキュリティ・ブランケット」上下巻、
「恋愛前夜」「求愛前夜」の2冊セットなど、あっても2冊までって印象
シリーズっていうほどでもない感じ
そんな中、「美しい彼」は、これまで本編3冊+番外編1冊が発売されています
正真正銘(?)シリーズ化されています
~「美しい彼」あらすじ~
高校生の平良(ひら)くん
彼は、無口で友達もおらず、クラス内の序列も最底辺
そんな平良くんが、人気者の清居(きよい)くんに、一目ぼれして・・・
また、「美しい彼」は、ドラマ化・映画化もなされました
凪良先生のBL作品の中でも、特別な作品であり、凪良先生の代表作の1つです
凪良先生のBL作品をまず1冊という場合でも、本作はおすすめです
高校生ものを読みたいなら
「美しい彼」が有名なので、学園ものを多く書かれてそうなイメージの方もいるかもしれません
でも、意外にそうでもないんですよね
たとえ高校生が主役でも、描かれているのは学外がメインだったりします
ここで上げた3作も、高校生が主人公ですが、学園ものって感じではないかな
高校生の不安定な気持ちだったり、環境の移ろいやすさなどが主軸になっています
ちなみに、「恋愛前夜」は、続編に「求愛前夜」があります
~「きみが好きだった」あらすじ~
高2の高良と諏訪は、いとこで親友
ある日、諏訪に真山を紹介された高良
高良は、2人が付き合っていることを知りながら、真山に惹かれて・・・
年上との恋を読みたいなら
立場の違う大人の男性に惹かれる主人公のお話もあります
可愛らしいお話なら「恋をするということ」が、おすすめです
2人の積み重ねた時間を味わいたいなら
凪良ゆう先生の作品は、何年もの経過(時には何十年も!)を、描くものが多いです
想いが積み重なっていく2人を丁寧に読めるのが、とてもステキです
ここで取り上げた3作は、そんな中でも特に流れる時間が切なくて愛しい良作たちです
生きづらさを抱える主人公達を応援したいなら
凪良先生の一般文芸作品には、「世間的には正しくない人たち」がしばしば登場します
倫理的には正しくなかったり、ある種の犯罪を犯していたりする人たちです
それは先生のBL小説でも同様で、色々な意味で罪を犯した人物がいくつかの作品で描かれています
善悪という価値基準以上に、伝えたいことがおありなんだろうなと推測しています
中には、今の先生の立ち位置で発表したら物議をかもすんじゃ・・・という内容もあります
特に「天涯行き」などは、読み手を選ぶ作品かもしれません
あらすじを確認いただき、合いそうだなと感じたら、一度試していただきたいです
群像劇を楽しみたいなら
メインのカップル2人以外の脇役たちが、良い味を出している作品を2つ紹介します
比較的明るい群像劇なら「セキュリティ・ブランケット」が、おすすめです
上下巻あります
登場人物たちの抱える問題が複雑で、深い題材が描かれた群像劇なら「ここで待ってる」です
コメディタッチな作品を楽しみたい気分なら
凪良ゆう先生の作品は、全体にやや重めというかシリアスなものが多いです
ただ、その中でも、たまに振り切った明るい作品を描かれることがあります
こっちは、振り幅にびっくりしますw
個人的に、そういう意味で驚いた作品代表が、「それはおまえが童貞だからです」です
まとめ
- 凪良ゆう先生のBL小説を、おすすめタイプ別にまとめてみました
- 実力派作家さんの描くBL小説は、やっぱりとても面白いです
- 気になる作品があれば、電子書籍なら試し読みできるものも多いので、まずは読んでみてください
- お気に入りの1作を見つける参考にしてもらえたら嬉しいです