こんにちは(^^)
BL小説ファンのえんじです
みなさん、BL小説を読んで泣いたことってありますか?
私は、昔っから、いっぱい泣いてきました
元々、涙腺が弱くて^^;
でも、BL小説って、名作が多いんですよね
切なかったり、哀しかったり、泣く理由は色々なんですけど
心を揺さぶられるたくさんの名作と出会い、たくさん感動して泣いてきました
BL小説には、涙してしまうぐらい感動する名作がたくさんあります!
みなさんも、泣けるBL小説を読んでみたいと思われませんか?
今回は、商業BL小説の中から、特に感動して泣いた名作をご紹介します
あんまり昔のだと探しにくいかと思い、2010年以降発売(or 再販)されたもので選びました
凪良ゆう先生や木原音瀬先生など、人気作家の名作も取り上げてます
それでは、1冊ずつみていきましょう^^
榎田尤利「永遠の昨日」
まずは大ベテランのBL作家のお一人、榎田尤利先生の作品です
もう、タイトル眺めるだけで涙が・・・
表紙絵も、眺めてるだけで涙が・・・(> _<)
高校生の切なく苦しい思いが、胸に迫る作品です
2022年にMBSでテレビでドラマ化されたことでも、話題になりました
元々、2002年2月にBLのレーベルであるCROSS NOVELS(笠倉出版社)で出版された作品
加筆修正されたものが、2022年3月23日に角川文庫にて出版されました
一般文庫に収録されているBL作品です
表紙もステキなので、ぜひ1度手に取って試し読みしていただければと思います
伊勢原ささら「嫌われ魔物の大好きなひと」
「嫌われ魔物の大好きなひと」も、涙なくしては読めない作品です
とにかく純粋で、健気で・・・(思い出し涙💦)
伊勢原ささら先生の商業BL小説作品
人間と、「魔物」と呼ばれる人外生物が出会うファンタジーです
伊勢原先生の作品の中でも、特に評価の高い人気作です
BL情報サイト「ちるちる」の「BLアワード2019 BEST小説部門」第14位を獲得しました
伊勢原先生の作品には、一途で健気なキャラクターがよく登場します
その中でも、この魔物は、ホントに純粋で頑張り屋さんで(涙)
魔物の幸せを願わずにいられないステキな作品です
尾上与一「蒼穹のローレライ」
これも、ホントにいっぱい泣きました・・・
尾上与一先生の太平洋戦争時代を舞台にした作品です
元々は、2015年10月に、Holly NOVELS(蒼竜社)から発売されましたが絶版
その後、2024年になり、キャラ文庫から新装版として復刊されました
ちなみに、尾上先生が太平洋戦争を舞台に発表された作品は、他にもあり
一連の作品は「1945シリーズ」と呼ばれています
読んでいる間、何度も泣いて、ラバウルの青空に思いを馳せて
読み終わった後は、2人の幸せや生き方について、何回も考えました
きっとこれからも、繰り返し思い出すんだと思います
そんな風に、読んだ者の心に深く残る名作です
安西リカ「聖邪の蜜月」
次は、安西リカ先生の作品
基本的に、安西先生は、甘く、かわいらしいお話が多い作家さんです
ただ、たまに心がえぐられるような、考えさせられるような物語を発表されます
「聖邪の蜜月」も、そんな風に、読み手の心に深く切り込んでくる作品です
人間の本質や業みたいなものが描かれ、その罪深さや尊さに涙せざるをえませんでした
発表当時から、大変評判が高く、
BL情報サイト「ちるちる」の「BLアワード2022 BEST小説部門」で、第12位にランクインしました
ちなみに、この作品、yoco先生のイラストが、とてもステキで
特に表紙絵が、ホントに素晴らしくて、見るたびにうっとりします
安西先生と、yoco先生が作り上げた幻想的な世界を、ぜひ味わっていただきたいです
中原一也「拝啓、百年先の世界のあなたへ」
次は、中原一也先生の作品から、こちらを
人間と、アンドロイドのお話です
性別はもちろん、種族や時間、色々なものを越えて、相手を想う2人が健気でいじらしくて😢
切なくて苦しい、でも恋する2人が愛しい、そんな物語を読みたい方にオススメの作品です
終始、愛にあふれた美しい作品です
特に、キースが、とても素敵なアンドロイドで
そんなキースと過ごすうちに、なつめが変わっていくのも、良いなあと思いました
人間とアンドロイドのお話を読みたい方には、ぜひ試して頂きたい作品です
野原滋「そらのだいじな旦那さま」
涙する作品といえば、野原滋(のはら しげる)先生は外せません!
BL作品には、「不憫受け」とか「健気受け」というカテゴリーがあります
(「受け」は男女のカップルでいうと、女性側の役割をするキャラクターです)
不憫なキャラクターとか、健気なキャラクターがメインってことですが
野原先生は、そうしたキャラクターを、とてもステキに描かれます
その中でも、特にオススメの作品が、「そらのだいじな旦那さま」です
2017年1月に発売され、同年度の色々なランキングに入った人気作です
例えば、BL情報サイト「ちるちる」では、「BLアワード2018 BEST小説部門」第8位
「不朽の名作BL30選 2020」NOVELS部門 第14位と、高い評価を受けました
健気で一生懸命な少年の人生や恋を、じっくり味わいたい方におすすめの作品です
なお、本作は単作として、この1作だけを楽しむこともできますし
その後シリーズ化されたので、続編を読むこともできます
2024年1月には、第6作目「そらの絆は旦那さま」が発売されました
砂原糖子「心を半分残したままでいる」
続いて取り上げるのは、砂原糖子先生
2000年に商業デビューされ、20年以上にわたり活躍されている先生です
BL作家さんとしては、多作の先生で
色々なジャンルの作品を、長年バラエティ豊かに発表されていて、
可愛らしいお話も、切ないお話も、明るいお話も、たくさんあります
その中で、感動して涙する作品といえば、「心を半分残したままでいる」です
情報サイト「ちるちる」の「BLアワード2019 小説部門」で、第4位に輝きました
本作の留意点としては、1作完結ではなくて、全3巻です
ただ、長いかなーと躊躇される方、全っ然そんなことありません!
1冊目で世界観に引き込まれるので、3冊あっという間に読めてしまいます
静良井と中上2人の心の機微が、繊細に表現された、静かだけど熱い物語です
1日や2日、まとまったお休みがとれた時に、ぜひこの世界観に浸っていただきたいです
凪良ゆう「おやすみなさい、また明日」
凪良ゆう先生の作品も、たくさん感動して泣いてしまうんですよねえ
今は一般文芸で数々名作を発表されていますが、過去のBL作品にも名作が多数あります
その中でも、読み返すたびに涙してしまうのがこちら
2014年に発表されたBL小説で
発売当時から、大変評判が高く、感動する、涙する、といった声が多く聞かれた人気作です
BL情報サイト「ちるちる」の「BLアワード2015 BEST小説部門」第2位
「不朽の名作BL2022」小説部門 第8位と、高い評価を受けました
何回読み返しただろう・・・っていうぐらい、読んでます
そして、読み返すたびに泣いてしまう・・・💦
内容だけではなく、タイトルもステキだし、小山田あみ先生のイラストもステキ
1つの作品として、とても完成度の高い1冊です
人間の孤独、生きる難しさ、秘めた恋など、じっくり味わいたい方におすすめの作品です
木原音瀬「箱の中」
涙した作品を考える上で、木原音瀬(このはら なりせ)先生の作品も、外せません
木原先生作品でも、今までどれだけ泣いてきたことか・・・
何冊泣いただろう?ってぐらい、たくさんの物語で涙してきました
1度、目が腫れるほど号泣して、次の日まで響いたことがあります
それからは、木原先生作品を読むのは、次の日に用事がない時と決めていますw
とにかく、素晴らしい作品を、たくさん発表されているベテラン作家の先生です
もし、まだ木原先生作品を読んだことがないなら、ぜひ試して頂きたいです
ここで特にオススメするのは、「箱の中」です
元々2006年BLレーベルで出版され、2012年講談社文庫で再書籍化された作品です
「箱の中」は、雑誌『ダ・ヴィンチ』で「BL界の芥川賞」と評価されました
また、2019年に発表された「honto×ちるちる 不朽の名作 BL小説100選」のうち、
「号泣必至な恋」部門で、第2位に選ばれました
BL小説の歴史の中でも、高く評価され、多くの方に読み継がれている名作の1つです
ぜひお試しいただければと思います
一穂ミチ「アンフォーゲタブル」
泣いたといえば、一穂ミチ先生の作品も、外せません
BL小説のベテラン作家のお1人で、名作を数多く発表されている方です
一穂先生の場合、今活躍されている一般文芸作品もそうですが、特に、1文1文が美しいんですよね
文章に品があるというか、洗練されているというか・・・
美しい文章で、美しい物語を読む幸福というものを、感じさせてくださる先生です
そんな先生の作品の中で、今回オススメなのは、「アンフォーゲタブル」です
「アンフォーゲタブル」は、忘れられない恋とともに、もがき生きる大人たちの物語です
恋にも人生にも、懸命に向き合う人々の物語を、丁寧に味わいたい方に、おすすめの作品です
※ ちなみに、一穂先生には、「新聞社」シリーズと呼ばれる作品群があります
「明光新聞社」という新聞社で働く人達の物語です
これまで本編4冊と掌編集2冊が発売されています
本作は、「新聞社」シリーズの4作目にあたります
内容は、他作品と独立しており、この作品だけを楽しむことができます
まとめ
これまで読んできたBL小説の中で、オススメの感動作品を考えてみました
改めて振り返ってみると、ホントに名作ばっかりです^^
生み出してくださった先生方には、ただただ感謝です
どの作品も、これからもずっと読み継がれていきますように
みなさんも、気になった先生、気になった作品があれば、ぜひ一度お試しください
お気に入りの1冊を見つける参考にしていただければ嬉しいです