初めて好きになった人が、10年経っても忘れられない
そんな経験は、ありますか?
忘れられない恋を抱えている方
もしくは、そんな一途な恋に憧れる方に、おすすめの1作です
「何度でもリフレイン」のあらすじ
物語の主役は、真下(ミチ)さんと、高坂佳史(こうさかよしふみ)さん
2人は、大学時代に情熱的に愛し合い、最後は辛い別れ方をして以来、会っていませんでした
ところが、仕事先で10年ぶりに再会し、お互いへの気持ちが再び高まります
それでも、過去の辛さを思い出し、再び距離が縮まることに臆病になるミチさん
佳史さんは、大企業の御曹司です
やはり住む世界が違うと感じ、自ら距離を置こうとしてします
果たして、2人が幸せになる未来は、訪れるのでしょうか?
(2015年2月25日発売)
「何度でもリフレイン」の感想
佳史さんの一途さが、純粋で美しかったです
御曹司らしく、大らかで、甘くて、自分の気持ちに素直なところも、可愛かったです
一方のミチさんは、色々傷ついてきたせいで、臆病になって動けずにいるのが不憫でした
立ち直るきっかけをくれた会社のために、熱心に働く姿も、いじらしかったです
欲しいものを欲しいと言える佳史さんと、色々考えてしまって躊躇するミチさん
自分にないものを持つ相手に惹かれ、相手を守りたいと離れようとするミチさんも
自分の手で守りたいと距離を縮めようとする佳史さんも、
どちらも一生懸命で愛しかったです
「何度でもリフレイン」は、小椋ムク先生のイラストが優しい
淡色で彩られた表紙が、はかなくて美しいです
背を向け合っているけど、2人の目線がお互いを気にかけているように見えます
2人の心が、つながっていることがわかります
再会してから、意識し合う2人を、構図や目線で描いておられるのが素敵です
本文中の挿絵は、佳史さんが一生懸命な場面が、たくさん描かれています
佳史さんの真っすぐさが伝わってきて、こちらも素敵です
「何度でもリフレイン」は、一途な恋の物語を楽しみたい方におすすめです
- 10年もの間、お互いを忘れられなかった2人が描かれています
- 相手のことを思うと、出会った頃の気持ちに戻ってしまう2人が愛しいです
- 一途な恋のお話を読んでみたい方に、おすすめです