中華BL作品を初めて読むなら、何はともあれ、まずこの作品がオススメです!
「魔道祖師=まどうそし」と読みます
日本の中華BLブームの火付け役となった、伝説的作品です
WOWOWやCSで放映されていた、ドラマ「陳情令」の原作でもあります
中国のBL小説を読める時代がくるなんて、想像してませんでした
翻訳も素晴らしくて、違和感ありません
ドラマ「陳情令」から入った方も、楽しめる作品だと思います
中国の大河ドラマを味わっている気になります
海外BLを読んでみたい方、アジアドラマ好きの方に、特におすすめです
墨香銅臭先生の情報(一般)
- 中国の小説家
- 墨香銅臭=「ぼっこうどうしゅう」、もしくは中国語の発音に近い「モーシャントンシウ」
- デビュー作(2014年):「人渣反派自救系統」(略称:「さはん」)
- 2作目(2015年):「魔道祖師(まどうそし)」
- 3作目(2017年):「天官賜福(てんかんしふく)」
墨香銅臭先生の作風(個人的なイメージ)
- まだ「魔道祖師」しか読んでないので、墨香銅臭先生=「魔道祖師」!
- ストーリーが重厚なので、細かく構成を練る方なんだろうなと思ってます(イメージです)
- 設定が緻密なので、読書中、理解できるように賢くなりたいと、謎の成長意欲が生まれます
「魔道祖師」あらすじ
「魔道祖師」は、魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と藍忘機(ラン・ワンジー)が、主人公です
かつて、悪に染まったと人々に誤解され、非業の死を遂げた魏無羨
しかし、彼は、13年後、別人として蘇ります
そして、蘇った経緯や理由を探るうち、かつての好敵手である藍忘機と再会します
昔は、ケンカばかりしていた2人ですが、10年以上経過した今、関係は、少し変化し・・・
(2021年5月27日 フロンティアワークス)
「魔道祖師」感想
4巻一気読みしました! ホントに面白かったです!
単行本は、日本語版が、ソフトカバー仕様、B6版サイズ(12.9 x 2.4 x 18.8 cm)で、全4巻です
まあまあ長いですし、4巻揃えて眺めると、中々な迫力です
見た目から、「鈍器本」ともいわれる作品です
なので、読むまで、正直、けっこう躊躇してました
でも、読み始めたら止まらなくて、3連休で一気読みしました
お話が重厚で、描写もしっかりしていて、素晴らしかったです
その上で、主役2人も、それ以外の登場人物も、愛らしくて
まあ、憎らしい行動をする人物もいるんですが、理由がわかるから、嫌いにもなれない
で、だんだん、登場人物みんなに愛着がわいてきて
そういう作品が、楽しくないはずがないなあと思いながら、読んでいました
文章量が多いだけでなく、中身もたっぷりの、読み応え十分な作品でした
「魔道祖師」千二百先生のイラストが美しい
全巻、表紙絵が、本当に美しいです
たった1枚の絵なんですけど、この1枚が持つ引力がすごくて、目が吸い寄せられます
発売当初、色々な本屋さんで、この表紙絵を見せる陳列で、何冊も並べてあるのを見たんですが
その度に、「うつくしい・・・」と思って、気が付いたら、吸い寄せられていました
良き思い出です^^
「魔道祖師」は、ドラマ「陳情令」の原作です
「魔道祖師」は、2019年中国の動画配信サービスで放映された、ドラマ「陳情令」の原作です
脚本化にあたり、中国の検閲の問題で、BL的な表現は削除されています
それっぽい描写は、ドラマ内では、いわゆる「ブロマンス」的な表現に留まっています
しかし、「魔道祖師」の良いところは、ドラマからも十分に感じられる作りになっています
日本では、2020年WOWOWで放映され、話題になりました
ドラマ「陳情令」は、1話40~45分程度、全50話です
日本のドラマに慣れていると、50話は、少し長いなと感じますね
ただ、アジアのドラマでは比較的ある話数ですね
私は、CSで放映されていたものを、録画して一気見しました^^
現在は、U-NEXT他、いくつかの動画配信サービスで、楽しむことができます
もし、どこかのサービスを利用されているのであれば、ぜひ一度視聴していただきたいです
なお、Blu-rayとしても発売されています
ドラマ観るなら<U-NEXT>中華BL小説を初めて読むなら、「魔道祖師」がオススメです
- 中国のBL小説を初めて読むなら、中華BLブーム火付け役の本作がオススメです
- ドラマ「陳情令」の原作なので、「陳情令」がお好きな人にも、オススメです
- 「陳情令」を見たことがなくても、アジアドラマがお好きなら、楽しめると思います