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【小説家の恋】切ないBL:凪良ゆう「おやすみなさい、また明日」感想・おすすめ

Image by Bella H. from Pixabay

BL小説を読んで、感動し涙したことはありますか?

私は、結構すぐ感動する方で、泣いてしまう作品も多いです

それでストレス発散してるのかもしれませんw

今回は、そんな読み返すたびに涙してしまう作品の中でも、珠玉の1作を紹介したいと思います

凪良ゆう先生の「おやすみなさい、また明日」です

いや、もう、まずタイトルが、ステキですよね

そして、もちろん、内容も素晴らしいです

本作は、アパートの管理人と、引っ越してきた小説家の2人が主役の物語です

孤独な2人が、気遣い合い、相手を想って、もがく姿が切ない作品です

人間の孤独、生きる難しさ、秘めた恋など、じっくり味わいたい方におすすめの作品です

「おやすみなさい、また明日」とは?

凪良ゆう先生が、2014年に発表されたBL小説です

発売当時から、大変評判が高く、感動する、涙する、といった声が多く聞かれる人気作です

BL情報サイト「ちるちる」では、「BLアワード2015」BEST小説部門 第2位

「不朽の名作BL2022」小説部門 第8位と高い評価を受けています

(2014年1月25日 キャラ文庫)

「おやすみなさい、また明日」あらすじ

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下宿の管理人をしている朔太郎(さくたろう)さんと、小説家のつぐみさんの物語

十年来の恋人に振られ、住む場所を探していたつぐみさん

たまたま出会った朔太郎さんが、下宿をしていると知り、置いてもらうことになります

引っ越し後も何かとよくしてくれる朔太郎さんに、つぐみさんは惹かれていきますが・・・

「おやすみなさい、また明日」感想

Photo by Fabian Blank on Unsplash

もう、何回読んだかわからないぐらい読みましたし、これからもずっと読んでいくだろう作品です

色々なとこで言われていますが、ホントに名作

何回読んでも感動します

2人の恋も切ないし、2人の人生も切なくて、最後いつも私は泣いてしまいます

人に言えない悩みを抱える朔太郎さんと、過去の恋愛で傷ついた売れない小説家のつぐみさん

言葉に出来ない互いの状況を、推測したり、気遣う2人が、大人だし健気です

そして、好きだから受け入れてもらいたいつぐみさんと、好きだから受け入れられない朔太郎さん

いつも出す答えは違うけど、どちらも自分と相手にとっての幸せとは何かを悩んでいるのは同じ

大切な人だからこそ、幸せになってほしくて苦しむ2人が、不器用でとても愛しい物語です

色気のある小山田あい先生のイラスト

Photo by Kris Atomic on Unsplash

なんといっても、表紙が素晴らしいです

2人の表情も、つないだ手も、花のレイアウトも、どれも美しくて

ずっと眺めてしまいます

そして眺めていると、2人の孤独や寂しさも伝わってきて、いっそう2人が愛しくなります

美しい表紙に彩られた美しい物語だと思います

小山田先生のイラストで、この作品を読めて嬉しいです

「おやすみなさい、また明日」は、ドラマCDもオススメです

小説って、文章で楽しむのが1番かと思っていましたが、本作はドラマCDで聴いてもよかったです

文章とは異なる、また別の味わい深さがあるというか

声優さんたちの声質も声の演技も良くて、想像力が膨らみました

主役2人は、プロの声優さんである松岡禎丞さんと古川慎さんが、演じてらっしゃいます

とても素敵な作品です

小説が気に入った方は、こちらも試してみてはいかがでしょうか?

孤独な2人の秘めた恋や人生をじっくり味わいたい方におすすめの作品です

  • アパートの管理人と、引っ越してきた小説家の物語です
  • 孤独な2人が、気遣い合うあまり寄りそえない姿が、切ないです
  • 内に秘めた恋を抱えながら生きる2人の人生を、じっくり味わいたい方におすすめの作品です