砂原糖子「アンダーエール」感想・おすすめ【高校生BL小説】

高校生の恋愛ものって、いいですよねえ

同級生との恋、先輩後輩の恋、先生との恋・・・、高校生といっても、色々ありますが

どれも、青春！って感じで、キュンキュンします

そうした中で、本作は同級生ものです

同級生・・・良い響き💛

親友に片思いしている高校生が主人公のお話です

高校生の甘酸っぱい青春ストーリーが読みたい方に、おすすめの作品です

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「アンダーエール！」あらすじ

高校2年の折川くんは、同級生で剣道部のエースの桝木くんと、中学からの親友です

実は、折川くんは、桝木くんに密かに片思い中

関係を壊したくなくて、折川くんは、思いを必死に隠しています

そんなある日、桝木くんが、女の子に告白され、デートすることになり・・・

（2019年3月31日　徳間書店キャラ文庫）

折川くん視点で、お話が進むので、無口な桝木くんの気持ちがわからなくて、切なかったです

でも、中盤から後半にかけて、桝木くんが無口なりに、態度で表現しているのが伝わってきて

桝木くん、格好いいなあ、優しいなあと思いながら読んでいました

あと、折川くんと、ライバルの美沢さんの関係もよかったです

美沢さん自身が、とても素敵な女の子だったから、折川くんも頑張れたんじゃないかなと

みんな一生懸命で、清々しかったです

表紙の2人の眼差しが、穏やかで優しくて、お互いが大事なのがわかって素敵です

青っぽいというか、緑っぽい色は、青春を表現しているのかなあと

そこに、淡い黄色い光が差し色になることで、若い時代の儚さも伝わってきました

一方で、本文中の感情的になった桝木くんを描いたイラストは色っぽくて

最後の1枚の桝木くんなんて、めちゃくちゃ色気のある男で格好よかったです