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【臆病な恋】教師BL:凪良ゆう「ニアリーイコール」感想・おすすめ

Photo by Ahmed Zayan on Unsplash

臆病な大人2人の不器用な恋は、いかがでしょうか?

凪良ゆう先生の「ニアリーイコール」は、過去に恋で傷ついた教師2人の物語です

もう誰とも付き合わないと決めていたのに、惹かれてしまう・・・

新たな恋に戸惑い、奮闘する2人が愛しいです

繊細な大人達の恋を丁寧に味わいたい方に、おすすめの作品です

ニアリーイコール【電子書籍】[ 凪良ゆう ]

凪良ゆう先生の情報(一般)

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  • 滋賀県出身
  • 商業誌デビュー:2006年「小説花丸」に掲載「恋するエゴイスト」(中編)
  • BL単行本デビュー:2007年「花嫁はマリッジブルー」
  • 一般文芸作品デビュー:2017年「神さまのビオトープ」
  • 一般小説:2019年「流浪の月」(第17回本屋大賞)
  • 一般小説:2022年「汝、星のごとく」(第20回本屋大賞)

凪良ゆう先生の作風(個人的なイメージ)

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  • BL小説界の人気作家さんが、一般文芸で超人気作家さんに!
  • 昔のBL作品も素晴らしいものが多いので、一般小説から入った方にも読んでほしい
  • 絶版になった作品が多いのが残念
  • 出版社を変えてでも再販してほしいです

「ニアリーイコール」あらすじ

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 孤独で、人を愛することに臆病な仁居(にい)さんと、昔の同僚の国立(くにたち)さんが再会

 人と付き合うことを諦めていた2人でしたが、次第に惹かれ合い・・・

(2015年10月25日 新書館ディアプラス文庫)

「ニアリーイコール」感想

Photo by Takehiro Tomiyama on Unsplash

 昔から何度も読んでいる作品です

 仁居さんも、国立さんも、孤独で、ずっと心が独りぼっち

 そのまま、これからも生きていくって覚悟していたけど、再会して、手を伸ばしたくなって

 でも、また失敗したらって思ったら怖くて、素直になれなくて

 そんな2人の葛藤が、切なくて、哀しくて

 それでも、そこを超えて、頑張ろうって前を向く2人が、いじらしくて愛しい

 国立さんの妹の千夏ちゃんも、健気でいい子で

 登場人物みんなを応援したくなる、応援しながら自分も頑張ろうって思える作品です

二宮悦巳先生のイラストが優しい

Image by Gosia K. from Pixabay

 2人の心が繊細に描写されている作品

 細やかな二宮先生のイラストが、とても合っていると思いました

 表紙の穏やかな表情の2人が、特に好きです

「ニアリーイコール」は、凪良ゆう先生の初BLにおすすめ

  • 凪良先生は、BLでも有名な作品が多く、どれから読んでもよいと思います
  • この作品の登場人物たちには、孤独や、やるせなさがあります。
  • 先生が一般小説で描いているものと通じるように思います
  • 先生のBL作品にも挑戦しようという方がいれば、候補の1冊としておすすめです